余白の中で

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第一話 言葉にならない選択

SNSで目にした投稿が引っかかって離れない。被災経験者が淡々と綴る「持ってますか?と聞かれたらNOと答えるべき」という助言。その背景にある物語を想像するたびに、胸が詰まる感じがする。

非常時には、持ってる側が狙われるリスクがあるという話。言葉は簡潔だけど、その中に詰まっている経験の重さが違う。正直に「はい、持ってます」と答えた結果、何が起きるのか。被災者自身がそう言うということは、実際に目撃したか経験したということなんだろう。

こういうライフハックみたいな言い方をされると、一瞬それは「ずるい」のか「生存本能」なのかという問いが浮かぶ。でも、そもそもそんな状況に至らせてしまう社会構造や緊急体制の不備こそが問題では、という気もする。

コメント欄には、同じような経験や工夫の話が次々と寄せられていた。見知らぬ人たちが、当事者でしか知り得ない工夫や判断を言語化している。それはサバイバルの技術というより、人間関係の脆さを如実に示す記録に思える。

こういう時、何が正しいのか判断できない自分がいる。

続きはまもなく

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