第1章
第一話 推し作品のジレンマ
また更新されてる。朝5時のルーティンチェックで、お気に入りの連載が新しくなってるのを見つけた時の、あの独特の高揚感。寝起きの脳に一気に血が集まる感覚ってやつだ。
でも今朝は違った。いつもより30分遅い更新。これ自体は珍しくない。連載ものなんて、サーバー側のタイミングで前後するし、担当編集のスケジュール次第でもある。ただ、心なしか前話との間隔が変だった気がする。
スマホの通知履歴を遡ってみた。数字が物語ってた。前々回から間隔が伸びてる。微妙だけど確実に。
こういう時、ファンってのは勝手に物語を作るんだよな。体調不良?締め切り逼迫?それとも編集部の都合?いや、待て。こんなことで不安がるのは、ただのファン心理の過剰反応かもしれない。
でもテックの世界にいると、こういう「小さな異変」って結構大事なシグナルなんだ。システムの挙動、配信のパターン、ユーザーとの接点の微妙な変化。それらが積み重なると、やがて大きな何かになる。
コメント欄を見た。他のユーザーも気づいてるみたいだ。質問が増えてる。応援メッセージも。みんな同じ沼にはまってるんだ。
これ、調べてみる価値がありそうだな。
続きはまもなく
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