第1章
第一話 パッケージの秘密
朝のコーヒータイムを過ごしていた俺の目に、Xで流れてきた特許庁公式アカウントの投稿が飛び込んできた。位置商標クイズ。何それ?って感じで見始めたんだけど、途中から異世界へ迷い込んだような感覚に陥った。
スーパーの棚に積み重ねられた、あのお馴染みのお菓子。いろいろなフレーバーが展開されていて、子どもの頃からずっと食べてる商品。その話題のパッケージに施された配色やデザインパターンが、実は商標登録されてるっていうんだ。単なるデザインじゃなくて、『位置商標』だと。
そこからが止まらない。街中を歩くたびに、コンビニの売り場で、駅の広告板で、俺の目がいろんなものをカテゴライズし始めた。商標ってこんなに身近だったのか。誰もが毎日目にしてるのに、ほとんど意識していない。
スマホを開いて特許庁のサイトをチェックしてみると、世の中には想像以上の種類の商標が存在している。俺たちが普通だと思ってるものの裏側には、膨大な知識財産戦略があるんだ。
その夜、寝床で天井を見つめながら、ふと思った。こういう『隠れた構造』を見つけることって、意外と面白くないか?
続きはまもなく
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